勉強のみならず、スポーツ、社会活動にも「基礎・基本」があります。
さて、基礎・基本ですが、「基礎」と「基本」は違うことをご存知でしょうか。
スポーツを例にして言うと
「基礎」:体力、柔軟性
「基本」:型
というとわかりやすいかもしれません。
どんな競技、種目でも必要とされる「基礎」と、競技、種目によって何度も繰り返して身につける「基本」は違ってきます。
同じ陸上競技でも、短距離と中距離、長距離では基本となる型が違ってきます。
「基礎」と「基本」にはこのように、あきらかな違いがあります。
では、さんすうの「基礎」「基本」は何でしょう。
上記「レディネス」にも触れましたが、就学時のさんすうの「基礎」は「用語の理解」なのです。
一方、「基本」にあたる「型」は計算です。
さんすう用語を充分理解して計算学習に入っていく。これが正しい学習です。
ことばの理解なしに幼児期から記号計算をすすめる学習方式がありますが、おすすめできない理由はそこにあります。
学習塾の先生方がよく言うのは、「先取り学習で2年も3年もすすんでいるはずなのに文章題になると手が止まる子が多い」ということになるのです。
計算主体の教室の特徴をまとめた人気書籍でも上記のことが紹介されています。